北九州市立小学校 夢に向かって

北九州市の小学校にて、訪問芸術鑑賞教室を行いました。

普段この活動記録のブログは、公演の様子の写真撮影ができた場合に記録するようにしています。今日の公演の写真は1枚も残すことができませんでしたので、本当ならブログをつけないのですが、とても感激したことがあったので、特別に記録したいと思います。

最近の公演では、こども達にも大人気の「千の風になって」を演目に取り入れています。歌のお姉さんが、澄んだ歌声で歌うその曲が心に響いたのか、こども達の中に、音楽を聴いてずっと涙している女の子がいました。これまで私達は、音楽を聴いて涙を流された沢山の方々を見てきましたが、皆さん大人の方でした。

気のせいかなと思い、帰り際にその子を見つけたので、「千の風、どうだった？」と尋ねてみると、「何か涙が出た」と、話してくれました。

僕自身も小学校4年生の頃、音楽の授業で「気球に乗ってどこまでも」という曲を合唱していると、どうしてかわからないけど、自然に涙が込み上げてきたことがありました。

うまく表現できませんが、音楽の素晴らしさ、そして魔法のようなものを感じざるを得ないのと同時に、何だかその子に出会うことができた嬉しさでいっぱいでした。